現地時間10日に行われた仏リーグ・アンの第20節、SCバスティアのホームにパリ・サンジェルマン(PSG)を迎えた一戦で、ちょっとした事件が起きた。
今週末の欧州各国リーグでは、パリ新聞社襲撃テロの犠牲者を追悼する喪章を着けてプレー。しかしフランス国内では、コルシカ島を本拠とするバスティアサポーターの「カタールはPSGとテロリズムに融資」と揶揄するスタジアム内のバナーが、イスラム圏内の人々を刺激する行為と話題になっている。
PSGは2011年にカタール投資庁(QIA)の子会社であるカタール・スポーツ・インベストメント(QSI)に買収された、潤沢な資金を抱える金満クラブ。チーム強化のため、短期間で移籍市場に大金を投じる経営方針は、一部のサッカーファンから非難の対象となっていた。
この日のバスティアは、4-2でPSGから大金星を挙げている。
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