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あまりに期待ハズレ…。J2リーグ、2024年のガッカリ新戦力10人。新天地で最後まで苦しんだ男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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 2024シーズンの明治安田J2リーグが終了した。新戦力が活躍して飛躍したチームがある一方で、期待の新戦力がハマらずに苦しんだケースもある。今回は、今シーズンJ2のクラブに加入した選手で期待通りにいかなかった選手を10人ピックアップして紹介する。※各データは『transfermarkt』を参照。

FW:マクーラ

ヴァンフォーレ甲府のマクーラ
【写真:Getty Images】

生年月日:2000年6月10日(24歳)
所属クラブ:ヴァンフォーレ甲府
2024リーグ戦成績:6試合0得点0アシスト

 ブラジルの名門フルミネンセの下部組織で育ったマクーラは、2024年夏の移籍市場でマルタのグジラ・ユナイテッドFCから期限付き移籍でヴァンフォーレ甲府に加入したが、大きなインパクトは残せなかった。

 甲府は夏にファビアン・ゴンサレスを大宮アルディージャに放出。その後釜としてマクーラを獲得した。チームはマクーラのデビュー戦から2連勝と上々のスタートを切ったが、8月21日に起きた出来事がその後に流れを大きく変えてしまった印象だ。

 天皇杯ラウンド16の鹿島アントラーズ戦。試合終盤に逆転弾を許した甲府は、残りのアディショナルタイムで1点を追うに追いかける展開を強いられた。

 しかし、懸命にボールを追いかけたマクーラが、相手GK早川友基と接触。このプレーで2枚目のイエローカードをもらってしまい、退場処分となった。やや不運なジャッジではあったが、この出来事がその後のチーム内での立場に影響を及ぼした印象がある。

 その後、マクーラの出場機会は激減し、終盤戦はベンチ外が続いた。もともと期限付き移籍の契約は2025年5月31日までの予定だったが、シーズン終了後には今シーズン限りでの退団がクラブから発表された。

 最終的にリーグ戦では6試合0得点0アシストと、助っ人外国人としての役割を果たせなかった形となった。ただ、守備の際に見せた献身的なプレッシングやひたむきなプレーは、一部のファンからの評価を得ていた。もしも鹿島戦での退場がなければ、彼のキャリアは異なる展開を迎えていたかもしれない。

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