サガン鳥栖の豊田陽平【写真:Getty Images】
サガン鳥栖は11日、FW豊田陽平と契約延長に合意したことを発表した。
現在、アジア杯に臨む日本代表に参加中の豊田は、昨年12月に行われたシーズン終了報告会で「家族に良い生活をさせてあげたい。今後の将来をじっくり考えたい」と発言。1月末に契約が満了することもあって移籍の可能性が噂されていた。
しかし、自身の背番号11に合わせた1月11日11時11分に契約延長を発表。自身のフェイスブックでは「最大限の誠意を示していただきました。よって私はサガン鳥栖と共に生き、成長していく責任と覚悟を決めました」とコメント。
契約延長交渉が長引いたことについては「やはり…朝日山の件です。これが無ければ昨年のうちに発表出来ていたでしょう」と、地獄のトレーニングで知られる朝日山での練習を理由に挙げてユーモアたっぷりに説明した。
さらに、「私には夢と矜持があります。それが叶うまで身を粉にして戦います。全てが鳥栖のためになると信じて…」と新たなシーズンへの意気込みを語った。
また、豊田は全国高校サッカー選手権で決勝に進出した母校・星稜高に佐賀牛の差し入れをしていることもあって「我が後輩たちに、佐賀牛パワーがまだ残っていることを信じて…」とエールを送った。
2010年に加入して以降、エースとしてチームをけん引し、昨季は得点ランク2位の15得点を挙げてJ1で3年連続15得点以上を達成した豊田。日本屈指の大型FWだけに、12日のパレスチナとの初戦を迎えるアジア杯でも活躍が期待される。
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