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本田圭佑 10年前

得意だったカウンターも機能せず。武器から弱点へと落ちた本田不在の両サイド

セリエA第18節、ミランはアウェイでトリノと対戦して1-1の引き分け。本田圭佑がアジア杯で不在となり、エル・シャーラウィも負傷でベンチスタートとなったこの一戦は、両サイドの低調なプレーが目立つ結果となった。

text by 海老沢純一 photo by Getty Images

低調なパフォーマンスに終わった両サイド

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本田圭佑はアジア杯で不在だ【写真:Getty Images】

 本田不在で迎えた2015年の2戦目は苦しみながらも勝ち点1を獲得することができた。

 エル・シャーラウィが足の打撲でベンチスタートとなったこの一戦、左ウイングにはボナベントゥーラが起用され、右にはニアンが今季初先発となった。

 右SBとして先発したデ・シリオが前半ロスタイムに2枚目のイエローカードを受けて退場となったことで前半の45分のみの組み合わせとなったボナベントゥーラとニアンの両サイドだが、機能したとは言えない結果となった。

 この日のミランは、開始わずか2分にメネズのPKで先制したものの、支配率で67%(トリノ)対33%(ミラン)、パス成功本数で439本対183本、アタッキングサードでのパス本数で170本対53本、シュート数で26本対8本、チャンスメイク数で22回対4回と全ての面においてトリノを下回った。

 スタッツが示す通りチーム全体が精彩を欠いていたが、その中でも両サイドのパフォーマンスは特に酷いものだった。

 データサイト『Squawka.com』で前半45分のパフォーマンス・スコアを見ると、ニアンは-14点でボナベントゥーラは2点。同じくデータサイト『Who Scored.com』のレーティングでもニアンは6.2点でボナベントゥーラは6.6点といずれも低い評価に終わった。

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