直近5試合で4つ目のゴール
ウズベキスタンは土曜日、後半のほとんどで激しい雨が降り続けるなか、北朝鮮の勢力を徐々に失わせ、アジアカップの優勝候補に恥じないプレーを披露した。
シドニーで行われた試合はわずか1-0の勝利だったが、ミルジャラル・カシモフ監督が率いるチームは、相手よりも高い完成度を誇る組織力を見せ、スコア以上に多くのゴールを挙げてもおかしくなかった。
「もちろんゴールはたくさん欲しい。だが大会の初戦は、チャンスがあったとしてもミスをしてしまうものだ」と、カシモフ監督は話した。
「我々はゴールを狙い続け、次戦以降はさらに向上するだろう」
イゴール・セルゲエフはチョルリマ(千里馬=北朝鮮代表の愛称)との試合でMVPを獲得し、アジアの注目ストライカーの一人として徐々に名を上げている。頭で合わせた62分の決勝点は、その21歳が出場した直近5試合で4つ目のゴールであり、カシモフ監督は彼がいつかウズベキスタンのトップ選手になることを信じている。
「クラブでも代表でも素晴らしい未来が待っていると思うが、現状に満足してはいけない。常に一生懸命であるべきだ。彼にはそれが出来るし、母国で最高の選手になれる素質もある」
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