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2024シーズンの明治安田Jリーグは全日程を終えた。優勝争いや残留争いなど、長いシーズンの中でそれぞれのクラブに紆余曲折があったが、シーズンを通して最も多くの観衆を動員したクラブはどこなのか。J1~J3の全60クラブのホームゲーム入場者数を集計し、ランキング形式で11〜20位を紹介する。
20位:湘南ベルマーレ
本拠地:レモンガススタジアム平塚
収容可能人数:1万5380人
平均入場者数:1万1315人
湘南ベルマーレは、2024シーズンの1試合平均観客数が1万1315人を記録し、Jリーグ全体で20位に入った。クラブの成績はJ1リーグ15位と苦戦を強いられたが、スタンドは安定して観客で埋まる試合が多かった。
シーズン最多の観客動員を記録したのは、ホーム最終節の横浜F・マリノス戦で、1万3192人が訪れた。その他にも1万2000人台の試合が6試合あり、1万5380人収容のレモンガススタジアム平塚(レモンS)は、シーズンを通してほぼ満員の状態が続いた。
一方、観客数が1万人を下回った試合が3度あったが、そのうち2回は平日開催だったため、ある程度はやむを得ない面があると考えられる。
昨シーズンの1試合平均が1万3161人で、数字上では大幅な減少となっているが、こちらは気にするべきではないだろう。2023シーズンの第28節の川崎フロンターレ戦は国立競技場で開催されており、5万4243人の大観衆を動員していたため、これが平均観客数を大きく押し上げた。
これを除いた2023シーズン・ホームゲームの平均観客数は1万593人で、レモンSスタジアムでの試合に限定すれば、今シーズンの方が多くの観客を集めていることになる。
ファンが最も気にしているのは、ホームでの勝率の悪さではないだろうか。2023シーズンはホームゲームの成績が3勝5分け9敗でリーグ最下位だった。
今シーズンは5勝4分け10敗で、最下位こそ免れたものの、敗戦数はサガン鳥栖と並んでワーストの10回を記録しており、改善には至らなかった。観客の後押しを受けながらも、ホームでの結果を残せなかったことは、明確な課題として浮き彫りになった。