北朝鮮代表のところに思わぬサポートが駆けつける【写真：ダン・オロウィッツ】
現地時間10日18時、シドニーのスタジアム・オーストラリアでアジアカップ・グループB、ウズベキスタン対北朝鮮の一戦が行われる。
北朝鮮からどの程度のファンが訪れるか心配されていたが、思わぬサポートがありそうだ。なんと現地シドニーFCのサポーターが北朝鮮代表を応援するために、スタジアムに駆けつけるという。
オーストラリア人記者のライアン・スティール氏に聞いたが、「あまり深い理由はないのでは…」と現地人でも事情は把握していないようだ。
そこで現地取材班はサポーターグループに接触。理由を探った。
サポーターグループの名前は「ピョンヤン・ウルトラス」。リーダーのアレックス・エドワード氏によれば、北朝鮮を応援するために、急遽同士が集まり、命名したという。
「北朝鮮はとても興味深い。チケットが安いというのもあり、何か面白いことできないかと思い集結した」
ウズベキスタンよりも情報が少ない北朝鮮のミステリアスな部分に惹かれたようだ。彼らは横断幕も作成。今は一つしかないが、もし北朝鮮が決勝トーナメントに進出すれば、さらに作成を予定している。また、約10の応援歌で代表を後押しする。
エドワード氏は続ける。「サッカーは政治と関係ない。すべての選手が自分の国を代表する権利がある。North Korea is best Korea（※）。ただ、彼らはベスト8ならラッキー、グループ突破も厳しいだろう」
果たして北朝鮮は予想外のサポーターの声援を力に変えることができるのか。
※この言葉は、オーストラリアのネットジョーク。北朝鮮への高い関心から生まれたもので、韓国を批判する意味はない。
【了】
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