勝利を喜ぶアンジ・ポスタコグルー監督【写真:Getty Images】
AFCアジアカップ2015の開幕戦が9日にメルボルンで行われ、前回準優勝のオーストラリアは、FIFAランク124位のクウェートに4-1の逆転勝利を収めた。
大会初戦を終えたオーストラリアのアンジ・ポスタコグルー監督は「(先制されて)一時劣勢になったが、我々には最高のエネルギーとスピリットがあった。自陣に引く相手を崩すのは簡単ではないが、今日のゴール数とチャンスメイクの数には非常に満足している」と手応えを口にした。
同点ゴールのFWティム・ケーヒルについて聞かれると「エリア内では常に危険な選手。空中でも地上でも戦える彼とマッチアップしたいDFなんて世界中を探しても見つからないだろう」とチームの絶対的エースを賞賛。
勝ち越しゴールのMFマッシモ・ルオンゴについては「(2013年10月に)監督就任して以降、最も成長した選手の一人。英3部の所属クラブで調子を上げ、大会前のキャンプまでに素晴らしいコンディションに仕上げてきた。数多くのゴールチャンスを作り、相手の脅威になっていた」と代表6試合目の出場で初得点を決めた若武者を労った。
1G1Aでこの試合のMVPに輝いたルオンゴは記者会見で「こんな大会で決められるなんて信じられない。とても嬉しい」と喜びの表情を見せた。
グループAのオーストラリアは、13日にシドニーでオマーン、17日にブリスベンで韓国と対戦。2014年の国際Aマッチで1勝しか挙げられなかった“サッカルーズ(代表の愛称)”が、地元の大観衆の前で最高のスタートを切った。
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