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買い取るべき! Jリーグ、レンタル移籍で輝いた10人。完全移籍、復帰、注目浴びる去就の行方…

シリーズ:レンタル先で大活躍中のJリーガー text by 編集部 photo by Getty Images

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 選手が定められた期間に他クラブへ移籍する制度である「レンタル(期限付き)移籍」。2024シーズンのJリーグでは、数多くの選手がレンタル移籍で新天地を求めた。なかには加入後すぐに貴重な戦力となってチームに貢献している選手も存在する。今回は、レンタル先で存分に実力を発揮したJリーガー10人を紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照。スタッツは『jleague.co』を参照。

FW:木村勇大(きむら・ゆうだい)

木村勇大
【写真:Getty Images】

生年月日:2001年2月28日
保有元クラブ:京都サンガF.C.
レンタル先クラブ:東京ヴェルディ(レンタル期間:2024年2月~2025年1月)
2024リーグ戦成績:36試合10得点1アシスト

 木村勇大は、関西学院大学卒業後の2022年に京都サンガF.C.に加入したが、定位置確保に苦しみ、2023シーズン途中にJ2のツエーゲン金沢に育成型期限付き移籍で加入した。そして、今シーズンはJ1の東京ヴェルディに期限付き移籍となった。

 金沢ではJ2・10試合で1得点と大きなインパクトを残せなかったため、ヴェルディでどこまで活躍できるかは未知数だった。しかし、シーズンが始まると攻撃の柱として存在感を発揮。身長185cmという魅力的な体格に加え、足元の技術も巧みで、ポストプレーやドリブルでもクオリティを示した。

 特に5月から6月にかけては絶好調で、第11節からの8試合で7得点を挙げた。

 20年ぶりにJ1の舞台に戻ってきたヴェルディは、京都から山田楓喜もレンタルしており、優秀な若手を他クラブから借りることで6位という好成績でシーズンを終えた。

 レンタル元の京都(14位)を上回ったヴェルディは、成長した若手を引き続き確保したいと考えるだろう。京都はクルゼイロからのレンタルで活躍したラファエル・エリアスの完全移籍が成立すれば、木村を持て余す可能性があるだけに、今後もヴェルディでプレーする期待はできる。

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