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【写真：Getty Images】

岡山がJ1昇格を決める！

　2024J1昇格プレーオフ（PO）決勝、ファジアーノ岡山（レギュラーシーズン5位）対ベガルタ仙台（同6位）の試合が7日、岡山のホーム・シティライトスタジアムで行われた。試合は、岡山が2-0で勝利している。この試合に勝利したことで、岡山はクラブ史上初となるJ1昇格に成功した。

　両チームともに、準決勝ではレギュラーシーズンで上の順位だったチームを破り、下剋上を成し遂げていた。昇格プレーオフはリーグ順位が上位のホームで行われる。仮に90分で同点の場合は、順位が上のチームが決勝に進出するシステムだ。そのため、シーズン5位だった岡山は引き分けでも悲願のJ1昇格を達成できる状況だった。

　クラブ史上初となる昇格を信じてスタジアムに集まったサポーターの後押しを受け、岡山が仙台の守備を破りスコアを動かすことに成功する。

　20分、MF田部井涼がペナルティエリアの角からドリブルで切り込むと、一度は仙台DF陣に阻まれてしまう。しかし、こぼれ球をうまくキープしたMF木村太哉がMF末吉塁へとパス。末吉が完璧なコントロールショットを魅せ、岡山が最高の形で先制ゴールを決めた。

　仙台も負けずに、52分にはオナイウ情滋が岡山DF陣を単独で突破してシュートを放つ。しかし、このシュートは今季岡山の躍進を支えたGKスベンド・ブローダーセンの好セーブに阻まれてしまう。

　すると60分、守護神のビッグセーブで勢いづいた岡山は、左サイドを突破したFWルーカス・マルコスが仙台DF陣を引きつけると逆サイドにいたMF本山遥にラストパス。本山がこのパスを落ち着いて決めて、2-0とリードを広げることに成功した。

　その後、仙台は必死に追い縋るも得点を奪えずタイムアップ。岡山が2-0で勝利し、クラブ史上初のJ1昇格を見事決めている。