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【写真:Getty Images】
今冬の移籍は?
チャンピオンシップ(イングランド2部)のリーズ・ユナイテッドに所属する日本代表MF田中碧は、今季これまでのパフォーマンスが高く評価されており、プレミアリーグのクラブへの移籍の可能性も指摘されている。クラブ専門メディア『MOT Leeds News』が、今冬の田中の移籍が実現する可能性について報じていた。
今夏の移籍市場最終日に330万ポンド(約6億円)の移籍金でリーズに加入した田中。第8節のノリッジ戦以降、現在はスタメン出場を続けており、すでにチームでは確固とした地位を築きつつある。
クラブもここまで18試合を消化した段階で、10勝5分3敗の勝点35。首位のシェフィールド・ユナイテッドとはわずか3ポイント差であり、2部優勝と来季のプレミアリーグ昇格の可能性が高まっている良い状態だ。
同選手の代理人を務めるマリヨ・クネツ氏は、ドイツメディア『FussballNews』の取材に対して、「田中のスタイルなら、ポゼッションを基本とするチームに向いているだろう。整ったプレーを好む選手だからね。そして、なぜ彼がイングランド2部でしかプレーしていないのかと疑問を抱く人も多いだろう。私もその一人であり、彼がプレミアリーグの舞台でも成功できると確信している」と絶賛。
同メディアも、「田中の信じられないほど安定したパフォーマンスは、現在彼が、自分のレベルより低いリーグにいることを示している。イングランドであろうとなかろうと、来季の彼が、1部の一流クラブでプレーするのは当然のことだ。したがって、今季昇格を達成し、プレミアリーグ復帰を果たすことが、来季以降も田中がリーズに残留する条件となるだろう」と、今季クラブの昇格が実現しなければ、来夏の移籍市場において田中個人がプレミアを含めた他の国の1部リーグに移籍する可能性が高いことを指摘していた。
そして、「プレミアリーグのチームが彼に注目しているのは間違いない」と前置きし、「しかし、1月の契約はないだろう。リーズの規模と地位、そして昇格を目指す状況を考えると話し合いにすらならない。もし売却するなら、彼の代わりはどうするつもりなのか?今シーズンのこの段階では、優勝するために補強を行うべきであり、クラブ最高の選手を売却すべきではない」と、プレミア昇格と優勝が見えている現段階において、高いパフォーマンスを見せている田中を冬の移籍市場で放出する可能性はかなり低いと強調している。
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