連覇を目指す日本代表【写真:Getty Images】
オーストラリアで16回目となるアジア杯が現地時間10日に開幕する。8日発売のドイツ紙『キッカー』では、そのアジア杯の展望を掲載している。
ブンデスリーガ所属選手も多く出場することからドイツ国内でも注目度の高い今大会。国はアジアに属していないが、2006年にアジアサッカー連盟(AFC)に加入したオーストラリアでの初の開催であることを紹介し、開催国オーストラリアがホームアドバンテージを活かし、初優勝を狙うと述べている。
同紙では、この大会をヨーロッパ諸国へ実力を証明する大会とし、注目はやはり日本と韓国としている。
2010年の南アフリカW杯でベスト16に進んだ両国。日本は、2011年のカタール大会で優勝し、韓国は3位に入ったことを紹介。しかし、ブラジルW杯では、両国をはじめとするアジア勢は期待外れの結果に終わった。そのため、今大会は監督を変えて臨む両国の基礎づくりの場と見ているようだ。
日本代表については、ハビエル・アギーレ新監督を迎え、ヨーロッパ、特にブンデスリーガで活躍する選手を多く招集し中心に据えていると紹介。韓国もウリ・シューテーリケ新監督の下、レバークーゼンのFWソン・フンミン、スウォンジーのMFキ・ソンヨンを中心としたチームとしている。
アジアのレベル自体はまだ低いと見られているため、一部の選手しか知らておらず、全体としての知名度は低いのが実情。しかし、優勝し、コンフェデレーションズ杯の出場権を獲得すれば、世界王者ドイツ代表との対戦の可能性も出てくる。そうなれば、さらに注目も増すだろう。
まずは対戦する権利を得るためにも、連覇が必要だ。
【了】
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