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柏レイソル、井原正巳監督の退任を発表。昨季は天皇杯決勝進出も、2年連続の残留争いに「責任を痛感」

text by 編集部 photo by Getty Images

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井原 正巳
【写真:Getty Images】

井原正巳監督が退任

 J1の柏レイソルは4日、井原正巳監督が今シーズン限りで退任することを発表した。リーグ戦残り1試合を残し、J2自動降格圏内から勝ち点3差の16位の柏。得失点で有利に立っており、J1残留が濃厚となっているものの、クラブは新たな道を進むことを決断したようだ。

 

 サッカー日本代表として国際Aマッチ122試合出場を誇るレジェンドは、引退後に柏で2009年から2014年にヘッドコーチを務め、その間に2度の監督代行を経験した。その後、2015年にはアビスパ福岡の指揮官に就任。2018年12月に柏のヘッドコーチに復帰すると、2023年5月にはネルシーニョ前監督の退任に伴い、監督に就任していた。昨シーズンは、チームを残留に導き、天皇杯でも決勝進出を果たしていたが、今季も残留争いに巻き込まれるなど苦しい戦いが続いている。

 井原監督は退任に伴い、柏のクラブ公式サイトを通じて次のようなコメントを発表している。

「今シーズンをもって、柏レイソルの監督を退任することになりました。ファン・サポーターの皆さま、スポンサーや自治体の方々、また選手・スタッフやチーム関係者、クラブハウスで食事や清掃、洗濯など日々支えていただいた方々をはじめ、柏レイソルに関わるすべての皆さまにご支援をいただきましたことを深く感謝申し上げます」

「選手たちは厳しい状況の中でも前向きに、常に勝利をめざして戦い続けてくれました。しかし、今季のスタート時に掲げた目標に到達できず、再びJ1残留を争うことになってしまった責任を痛感しており申し訳なく思っております」

「柏レイソルには2009年に加入して、ヘッドコーチとして10年半、監督として1年半、合計12シーズンもの間、このクラブにお世話になり、とても愛情を感じています。ファン・サポーターの皆さんはどんな時でも、日立台だけでなくアウェイでも我々を後押ししてくださいました。そのご声援に応えるためにも、最終節でJ1残留を決めることが私の使命だと感じていますし、シーズン最後まで全身全霊を注いで戦い続けます。最後までご声援をよろしくお願いいたします。12年間、誠にありがとうございました」

 
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