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スポルティング田中、3アシストの活躍で現地紙トップに

text by 編集部 photo by Getty Images

スポルティング田中、3アシストの活躍で現地紙トップに
田中順也【写真:Getty Images】

 7日のタッサ・デ・ポルトガル(ポルトガルカップ)の準々決勝で、2部のファマリカォンを相手に3アシストを挙げたスポルティングFW田中順也が、8日付の現地紙『オショーゴ』の1面でその活躍を絶賛された。

 スポルティングはこの日、4-4-2の布陣で試合に臨み、田中は2トップの一角として出場。32分にカリージョのスーパーゴールで口火を切ると、田中は48分のジョアン・マリオ、69分のパウロ・オリヴェイラ、そして75分のフレディ・モンテーロが決めた全ての追加点に絡む好アシストを連発し、ホームの大観衆の前で4-0の大勝に貢献。スポルティングのベスト4入りの立役者となった。

 同紙は「田中の活躍が最高の補強」と見出しをつけると、日本代表レフティーを後半戦のキーマンに挙げ、移籍市場での新たな選手獲得が不要になったことを紹介。現地ウェブサイトのMVP投票では、先制弾のカリージョの29%に次ぐ23%を獲得し、サポーターのハートもわしづかみにした様子。

 田中は自身ブログを通じ、「コンディションが今かなり上がってきているので、この状態を維持したいです」と、好調をアピール。

「こっちのサッカーに少しずつ慣れてきています。もっと試合に出て、数多くのチャンスを生み出し、モノにしていくことが何よりも大事だと思います」と、レギュラー奪取に向けた現在の心境を語っている。

 6000万ユーロ(約83億円)という破格の違約金を背負う男が、チームのタイトル獲得によって自身の価値を証明する日は近いかもしれない。

【了】

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