QPRへの移籍が発表されたFWマウロ・サラテ【写真：Getty Images】
ウェストハム・ユナイテッドに所属するアルゼンチン人FWマウロ・サラテ（27）がクイーンズ・パーク・レンジャーズ（QPR）へシーズン終了までの期限付き移籍を完了させたと、6日の英紙『デイリー・メール』が報じている。
1987年生まれのサラテは昨季、プロキャリアをスタートさせた母国ベレス・サルスフィエルドに復帰。国内リーグ28試合で18得点とゴールを量産し、再び欧州への切符を勝ち取った苦労人だ。
今季開幕前にウェストハムと3年契約（1年延長のオプション付き）を結び、6年ぶりにプレミアリーグに帰還。サム・アラダイス監督はその背番号10がもつスピードとパワーのバランスや予測不可能なプレーで敵DFを手玉に取る攻撃スタイルに期待を寄せていた。
しかし、ディアフラ・サコやエネル・バレンシアなど同時期に加入したライバルFWの活躍で思うような出場機会に恵まれず、20節終了時点で7試合2得点。
そこでQPRのハリー・レドナップ監督が、得点ランク3位の12ゴールを挙げるFWチャーリー・オースティンと組ませる新たなストライカーとして、同選手に白羽の矢を立てた。
現在QPRは勝ち点19で降格圏に2差の16位と低迷。前半戦はアウェイで全敗し1ポイントも獲れない失態をさらすなど、チームは精彩を欠いている。サラテは自身の力でチームを残留させ、来夏同じロンドン市内の古巣クラブに返り咲くことは出来るのだろうか。
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