去就が不透明なフィオレンティーナGKネト【写真:Getty Images】
フィオレンティーナのヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は、今季末で契約が切れるブラジル人GKネトの移籍問題に関して「チームを困らせている」と苦渋の色を浮かべているようだ。6日付の伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のウェブサイトが報じている。
ネトについては、ユベントスやローマが獲得の意向を示している。しかしフィオレンティーナとユーベのサポーターは犬猿の仲であることから、フィオレンティーナファンは強く反発している。
同監督は「苦々しく思っている。デッラ・ヴァッレ会長と話をしたが、彼もつらいはずだ」と思いやった。そして「契約が切れようとしている選手に対して不快感はない。常に彼がゴールを守るわけではないし、この別れを公にするには早過ぎる。しかし、監督とチームを困らせているのは事実だ」とコメントした。
またANSA通信によると、デッラ・ヴァッレ会長は「彼の決断には痛手を受けた。残念だ。しかしサッカー界で起こり得ない事は何もない。受け入れなければならない」と話している。
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