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明治安田J1リーグ第28節、浦和レッズ対川崎フロンターレによる再開試合が22日に行われた。異例の45分マッチは、川崎が1点を奪い、最終スコア1-1に。浦和からすると勝ち点1こそ拾えたものの、負けに等しい結果になった。試合後、関根貴大が明かしたゲームプランの狂いと課題とは。(取材・文:石田達也)
異例の45分マッチ
【写真:Getty Images】
8月24日に埼玉スタジアム2002でキックオフされた第28節・浦和レッズ対川崎フロンターレは、試合開始から降り始めた大雨と雷の影響により、前半45分だけで中止が決定。それから3ヶ月の時を経て、この日が異例の後半45分マッチとなった。
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J1リーグにおける試合途中での中止は2009年9月12日に行われた第25節・鹿島アントラーズ対川崎フロンターレ以来、15年ぶり。試合は、原則として試合中止時点で出場していた選手を基本とし、負傷などの事情で起用できない場合は、当時のベンチ入りメンバーから繰り上がる。そしてベンチにも補充がなされる形となる。
8月24日の浦和の先発メンバーにはGKに西川周作、DFには石原広教、井上黎生人、マリウス・ホイブラーテン、大畑歩夢、MF安居海斗、サミュエル・グスタフソン、渡邊凌磨、FW大久保智明、ブライアン・リンセン、関根貴大が先発に名を連ねていたが、この日は、大久保が右膝半月板損傷のため欠場し、松尾佑介が先発メンバー入り。またペア・マティアス・ヘグモ監督が既に退任しているため、マチェイ・スコルジャ監督が指揮を執る形で行われた。
3ヶ月前の試合を振り返ると、先手を取ったのは浦和だった。敵陣でボールを動かし続けると23分、石原のクロスをブライアン・リンセンがヘディングで競り逆サイドに流れる。そこへオーバーラップしていた大畑がグラウンダーのクロスを入れ直すと、ゴール前のスペースに飛び込んだ渡邊が右足のアウトサイドで合わせ流し込んだ。
そして、浦和が1-0でリードした状況から異例の45分間がスタートする。