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サッカー日本代表は19日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)で中国代表と対戦し、3-1で勝利した。前半は不用意なボールロストが散見され、35分までシュートはわずか1本。日本代表は何に苦しみ、それをどう打開しようとしていたのか。田中碧らの言葉から探る。(取材・文:加藤健一)
「どうやって立ち位置を変えていこうかな」田中碧は思案していた
ピッチ幅が両サイドとも約1.5mずつ短く設定されるなど、中国代表は日本代表を苦しめようと対策をしてきたが、コーナーキックから2点を先行し、1点差に詰め寄られた直後に3点目を奪って引き離し、勝利を確実なものとした。
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ただ、試合後に選手たちは一様にやりづらさを吐露していた。横幅はFIFAが推奨する68mより、計3mほど短く設定されていた。[4-3-1-2]の布陣で戦う中国代表に有利に働くようにあらかじめ考えられていたのだろう。
最終予選初先発となった瀬古歩夢が「スライドするときは、幅が狭くなるとしやすい」と言っていたように、守備側から見ると、狭くなれば横のスライドは容易になる。特に前半、伊東純也や中村敬斗がボールを受けた際、中国代表はサイドバックとインサイドハーフがスライドして2対1の状況を作ることができていた。
「どうやって立ち位置を変えていこうかな」
遠藤航とともに中盤に並んだ田中碧は思案していた。「スライドもできちゃうし、サイドチェンジもできない。結構難しさはあった」と振り返る田中は、当初の狙いを明かしてくれた。