厳しい半年となったFW原口元気【写真:Getty Images】
今夏からヘルタ・ベルリンに移籍したFW原口元気について、5日発売のドイツ紙『キッカー』は、厳しい前半戦だったことを伝えている。
2014年6月1日、ヤマザキナビスコカップグループステージ第7節の浦和レッズ対名古屋グランパスエイトの試合終了後、ヘルタへ移籍する原口の退団セレモニーが行われた。
埼玉スタジアムに詰めかけていた5万4350人の観衆の視線は、全て1人の男へと注がれ、その一挙手一投足を見守っていた。
ジュニアユースから浦和で育ち、2014シーズンから浦和のエースナンバー「9」を背負った原口。同紙ではその場面について「数々の思い出が頭を駆け巡り”Auf Geht’s(がんばれ!)”と掲げられたメッセージにこらきれず涙を流した」と、紹介している。
それから半年が経ち、ヘルタに移籍した原口を同紙は、「苦しいシーズンを過ごした原口は、アジアカップの代表メンバーでは選外に」と振り返り、先の涙とは一転して「この冬は、違った涙をのむ形となっている」と、述べている。
しかし、最終目標は2018年ロシアで行われるW杯メンバー。まだドイツでの挑戦は始まったばかりだ。3年後には再び、歓喜の”涙”を流すことに期待したい。
【了】
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