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鎌田大地が痛感するアジア最終予選の難しさ
サッカー日本代表は15日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)グループC第5節でインドネシア代表と対戦し、4-0で勝利となった。これで今予選4勝目を手にし、W杯出場へまた一歩近づいた。この試合にスタメン出場を果たした日本代表MF鎌田大地がアジア最終予選の難しさを痛感している。
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インドネシア側の大歓声に包まれ、さらに大雨でピッチコンディションは最悪。完全アウェイで行われた一戦では、序盤にインドネシア代表に決定機が訪れるなど、先制点を奪われていれば、試合展開は変わっていたかもしれない状況だった。それでも日本代表は無失点に抑え、見事勝利している。
先制点は守田英正からのボールを受けた鎌田が中央へ折り返し、オウンゴールを誘発した。「僕たちがうまくポジションを入れ替えながらプレーすることはチームの強みです」と語り、「守田くんがあの位置にいることが、引いた相手にとって非常に重要です」と相手に捕まえられない動きを意識しながら、攻撃に繋げるプレーを展開できたことが先制点に繋がったという。
一方で、自身が右サイドでプレーする際の難しさについて「右利きの自分にとって、右サイドではプレッシャーがかかった状態でフリックやパスを処理するのが難しくなる」と課題も口にした。
今回の最終予選で初出場を果たした菅原由勢がチーム4点目を決めたが、「出場機会が少ない選手が結果を出すことで、チーム全体の力が底上げされる」とコメント。「選手層の厚さこそが今の代表の強みであり、それを支える選手一人一人のメンタリティが素晴らしい」と満足している。
結果的には4得点で快勝となったが、序盤は危ない場面もあり、一歩間違えれば、苦しい状況となっていた。鎌田は「本当に今、順調にいっていますけど、勝つのは当たり前じゃないし、最終予選の難しさっていうのは自分たちが一番理解しているんで、しっかり相手にリスペクトを持って、勝ち点3だけを狙っていけたらいいなと思います」とアジア最終予選の難しさを語っている。
(取材:元川悦子【インドネシア】 文・構成:編集部)
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