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2024明治安田J2リーグのレギュラーシーズンが幕を閉じた。各クラブが激しいバトルを繰り広げる中、才能を開花させて輝いた選手も多くいた。今回は、J2で飛躍を遂げた選手たちから、J1や海外クラブに推薦したい逸材を厳選して紹介する。※スタッツは『transfermarkt』、各データは『jleague.co』を参照。
FW:田中和樹(たなか・かずき)
【写真:Getty Images】
生年月日:2000年1月13日(24歳)
所属クラブ:ジェフユナイテッド市原・千葉
2024リーグ戦成績:33試合5得点9アシスト
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田中和樹は、今シーズンのジェフユナイテッド市原・千葉で飛躍的な成長を続けた選手のひとりだ。
法政大学から2022年に京都サンガF.C.に加入した田中は、J1で戦うクラブでなかなか出場機会に恵まれず、2023年に期限付き移籍で千葉に加入した。新天地でレギュラーの座をつかみ、J2リーグで38試合に出場。その活躍が評価され、今シーズンからは完全移籍に切り替わり、さらなる成長を遂げている。
もともとスピードや運動量などのアスリート能力が高く評価されてきた田中だが、今シーズンは特にゴールに直結する動きに進化があらわれ、2023シーズンのリーグ戦と比べると、得点は2から5に、アシストは4から9に、いずれも大幅な向上を見せた。
第35節のヴァンフォーレ甲府戦では、1−1で迎えた86分に豪快な左足のボレーシュートを叩き込んでチームを勝利に導いた。試合後にクラブの公式サイトで「自分の武器として、体力的に落ちることなく武器を表現できるというところがあると思っているので、相手が疲れてきたところで自分がもう1段階ギアを上げて切り込んでいこうと。それをチームメートとも共有している」と語り、試合終盤に強みがあることと自身を分析していた。
得点とアシストの数だけでなく、アタッキングサードで相手に与える脅威という面でもはっきりと成長が見られる。ドリブル63回、クロス143回はいずれもチームトップの数字で、今シーズンの千葉にとって重要な選手であることは明らかだ。
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