慣れないポジションに苦しむ香川真司【写真:Getty Images】
日本代表は4日、アジア杯へ向けた合宿を行っているオーストラリア東部セスノックでクラブW杯3位のオークランド・シティ(ニュージーランド)と練習試合を行い、2-0で勝利を収めた。
MF香川真司は、試合内容について「最後の詰めが甘かったし、2-0っていうのは物足りない気がする」と不満げに振り返った。
特に、自身はアギーレ体制では不慣れなインサイドハーフというポジションでの起用となっていることから「システムの順応って意味では時間がいる」と、いまだ本来の力を発揮できていない様子。
そのため、「あのポジションでやるうえで、自分も入っていくことが大事。距離は長いけど、そこで入っていかないと得点っていうのは生まれない」と自らの課題を挙げつつ、「スペースに走りこんでいく動きが味方を生かす動きにもなると思う」と周囲との連係にも意欲を示した。
一方で、アギーレ監督と同様に「守備のところで前半はうまく行けていた。手ごたえというかね、どこでボールを取るのかっていうところで行けていた部分はあった」と守備面での手応えをつかんだ。
そして、約1週間後に控えたパレスチナとの初戦に向けて「引いて守ってくるのを予想しているし、どこまで辛抱強く、そしてその中でチャンスを奪いきれるか」とアジアでの戦いで常に問題となる点に注意を払いつつ、「90分通してチームとして戦っていきたいし、そういう意識をもってやりたい」と意気込みを語った。
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