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明治安田J1リーグの第36節、湘南ベルマーレ対北海道コンサドーレ札幌が9日に行われ、1−1の引き分けに終わった。この試合に負ければJ2降格が決まる可能性があった札幌は、何とか首の皮一枚で繋ぎ止めた。それでも依然厳しい状況が続く中で、札幌で7シーズン目を迎える駒井善成は諦めない姿勢を見せてくれた。(取材・文:藤江直人)
駒井善成が決めれば負けない“不敗神話”
再び紡がれはじめている“不敗神話”が、北海道コンサドーレ札幌を首の皮一枚でJ1に繋ぎ止めた。
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小学生年代のジュニアから心技体を磨き続け、J2の京都サンガF.C.でプロのキャリアをスタートさせたのが2011シーズン。戦いの舞台をJ1へ移した浦和レッズでの2年間をへて、2018シーズンからは札幌でプレーしている32歳のMF駒井善成は、J2を合わせたリーグ戦でここまで34ゴールをあげている。
14シーズンで34ゴールだから、飛び抜けて多い、とはいえない。実際に浦和時代と札幌に移籍した直後の2年間は、4シーズン続けて無得点に終わった。それでも、いい意味で異彩を放っているのが、駒井がゴールを決めた31試合でチームが負けたのがわずか一度だけという試合結果となる。
しかも、30試合の内訳が27勝3分。負けない確率が実に96.8%に達する駒井の“神話”は、湘南ベルマーレのホーム、レモンガススタジアム平塚に乗り込んだ9日のJ1リーグ第36節でも健在だった。
J1リーグ戦で26シーズンぶりとなる4連勝中と絶好調の湘南に敗れ、1時間遅れではじまる柏レイソル対アルビレックス新潟で、前者が引き分け以上ならば札幌のJ2降格が決まる。
運命の一戦はスコアレスで迎えた50分に湘南が先制した。追い詰められた直後に、まばゆい輝きを放ったのが駒井だった。