バルセロナのバルトメウ会長(左)とスビサレッタSD(右)【写真:Getty Images】
バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長は、アンド二・スビサレッタSD(スポーツディレクター)への信頼を失ったため、新たなSD適任者を探している。スペイン紙『マルカ』が2日に伝えている。
同紙によればバルトメウ会長が、スビサレッタSDの解任を発表しない理由は二つあるという。一つ目は、理想の時期を待っているからで、二つ目は代役を探している最中だからである。
在任期間があと一年半しか残っていない同会長が、新たなSDを見つけるのは困難とされている。バルサOBのカルレス・プジョル氏は12月15日、SDの資格を取得したにもかかわらず、SDの役職を務める意思は強くないとも伝えている。
スビサレッタSDは、18歳未満の選手獲得と登録に関する規定違反でFIFAから下った選手獲得禁止処分の他にも、今夏補強したトーマス・ヴェルメーレンは今季未だにデビューしておらず、手術を受ける羽目になった。また、ダニエウ・アウベス売却にも失敗し、バルサのレベルには程遠いドグラスの獲得という失態も犯した。それらをマスコミから叩かれ、ついに会長の信頼も失くしてしまったのだ。
サポーターの意見も明白である。スビサレッタSDはバルトメウ会長と共に、メッシが達成したテルモ・サッラ氏のリーガ歴代得点記録更新の祝福ビデオに映った瞬間、カンプ・ノウ全体から盛大なブーイングを受けている。
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