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「下回るなら僕はいらない」横浜F・マリノス、小池龍太が背中で示した「基準」。苦しい現状…。だからこその役割【コラム】

シリーズ:コラム text by 河治良幸 photo by Getty Images

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明治安田J1リーグの第35節、横浜F・マリノス対浦和レッズが30日に日産スタジアムで行われ、両チーム無得点の引き分けに終わった。10月に入ってから実に公式戦8試合目を迎えて満身創痍な状況にあるマリノスにおいて、長期離脱から先日復帰を果たした小池龍太は、チームにより一層の一体感を求めた。(取材・文:河治良幸)

長期離脱から戻ってきた小池龍太

小池龍太
【写真:Getty Images】

 横浜F・マリノスは日産スタジアムで浦和レッズと対戦し、スコアレスドローに終わった。天皇杯の準決勝から中2日だったが、スタメンの入れ替わりは5人。その中の一人が小池龍太だった。

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「久しぶり…優勝した時(2022年)以来の90分でしたね。感触としてはやっぱり戻ってきたなと思います」と小池。

 長期の怪我を乗り越えて、古巣でもある10月5日の柏レイソル戦でスタメン復帰した小池は、22日に行われたAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)、山東泰山とのアウェイゲームで77分までプレーしたが、ガンバ大阪に延長戦の末、2−3で敗れた天皇杯ではベンチ入りしていなかった。

 10月だけで8試合を戦ったマリノスにあって、比較的フレッシュな状態にある小池は「こういう疲れているところで、どこかに緩みが出てしまったり、疲れが出てしまったりで。結果が出ないというのが、一番自分たちにとって苦しい。そこの集中力をどれだけ保たせるかが僕の役割だと思っていた」と語る。

 チームとしては天皇杯敗戦のショックからリバウンドメンタリティが問われる中でも、小池本人はそうした雑念を頭に入れることはなく「勝ち点3以外いらないという気持ち」をピッチに表現することに集中していた。

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