日本代表のハビエル・アギーレ監督【写真:Getty Images】
日本代表は29日、1月にオーストラリアで開幕するアジア杯へ向けた国内合宿をスタートさせた。
ハビエル・アギーレ監督は、スペイン・リーガエスパニョーラのサラゴサを率いていた2011年5月の試合での八百長疑惑によって、スペインの検察当局から告発を受けたことについて27日に緊急会見を開き、自らの口で関与を否定した。
今回の合宿では、まず選手を集めて騒動について説明。内容については「会見で話したことをまた繰り返したということ」とし、選手からの質問は「何か質問があればどうぞと問いかけたが、何もなかった」という。
そして、アジア杯に向けて「選手たちに直接伝えることができたし、選手たちも落ちついて聞いていた。ミーティングが終わったらサッカーの話だけをしようと彼らに伝えた」と集中してトレーニングに取り組んでいることを強調し、「私は隠すことは何もない」と胸を張った。
今大会では、右SBのDF内田篤人が負傷のため不参加となり、代わってCBを本職とするDF植田直通を招集。SBの層の厚さが懸念されるが「3バック、あるいは5バックというオプションもある。昌子、塩谷、植田、吉田も右SBでプレーできる。沢山のオプションがある」と不安を一蹴した。
最後に連覇がかかる大会へ向けて「ベストだと思える23人をここに連れてきた。タイトルを守るには十分な力がある。もちろん対戦相手には敬意を払うが、全ての相手に対して勝ちたいと思っている」と、自信と意欲を示した。
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