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浜野まいかに救いの手を差し伸べた同僚「絶対にみんなを魅了できる」チェルシーで過ごす日々となでしこジャパンへの思い【コラム】

シリーズ:コラム text by 加藤健一 photo by Getty Images

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 パリ五輪ではゴールを決めた浜野まいかが、なでしこジャパンの一員として10月26日に韓国女子代表との国際親善試合に臨む。世界的な強豪チェルシーでは苦しい時期もあったが、直近2試合連続ゴールと上昇気流を描き始めている。浮き沈みのある浜野のメンタルを支えたのは、世界的な名選手の言葉だった。(取材・文:加藤健一)

パリで流した涙

なでしこジャパンFW浜野まいか
【写真:Getty Images】

 そのパリ五輪では4試合すべてに出場し、グループリーグ第3節ナイジェリア女子代表戦ではゴールも決めた。昨年の夏に肩を負傷し、手術を受けたことで長期離脱を経験した。昨年のFIFA女子ワールドカップでは怪我の影響もあり思うようなパフォーマンスが見せられなかったが、2022年のFIFA U-20女子ワールドカップでMVPに輝いた浜野は、再び世界の舞台で輝きを放っていた。

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 なでしこジャパンは準々決勝でアメリカ合衆国代表に敗れた。試合後は「自分にとって初めてのオリンピックで、ここがゴールじゃなく、次につなげるためにも、成長して金メダルを取って…。このチームが大好きで紗希さんに金メダルをあげたかった」と涙ながらに言葉を紡いだ。

 敵将のエマ・ヘイズ監督からは、「Keep Going(続けよう)。チェルシーの心は一生だよ」と声をかけられた。悔しさを噛みしめ、チェルシーで師事した恩師からの言葉を胸に、浜野はロンドンに戻った。

 イングランドの絶対王者チェルシーでのプレーは、浜野にとって貴重な経験になっている。チェルシーでの日々は競争が激しく、トップクラスの選手たちと過ごす日々が自身に与える影響の大きさを感じている。

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