リバプール最新ニュース
イングランドを代表する名門クラブであるリバプールには、これまで数多くの選手が在籍してきた。スティーブン・ジェラードらクラブ史に残る活躍を披露した選手がいた一方で、期待に応えられなかった選手も数多くいる。今回は、21世紀以降のリバプールにおいて期待外れな結果に終わった選手を10人ピックアップして紹介する。※在籍期間、移籍金、通算成績は『transfermarkt』を参照
FW:マリオ・バロテッリ(元イタリア代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1990年8月12日
在籍期間:2014年夏~2016年夏
移籍金:2000万ユーロ(約32億円)
クラブ通算成績:28試合4得点0アシスト
リバプールにとって“問題児”マリオ・バロテッリの獲得は最悪の決断だったと言っても良いだろう。
2014年夏にリバプールはエースのルイス・スアレスをバルセロナに売却しており、その後釜として、このイタリア人FWはマージーサイドの地へとやってきた。マンチェスター・シティ時代にプレミアリーグでの2桁ゴールの経験があり、ミランでもハイペースで得点を重ねていたことから爆発に期待をしていたサポーターも多かったのではないだろうか。
その一方で、彼の獲得はギャンブル的な要素も強かった。ワールドクラスになれるポテンシャルの持ち主でありながら、素行面が問題視されることも多く、バロテッリは期待を大きく裏切る。チームメイトに名指しで指摘されるほどに練習態度が悪く、2014/15シーズンにプレミアリーグでは1ゴールしか決めることができなかった。
彼の評判が地に落ちたのが、UEFAヨーロッパリーグ(EL)でゲームキャプテンを務めていたジョーダン・ヘンダーソンからPKのボールを奪ったシーンだ。試合後にメディアの前で主将のスティーブン・ジェラードに苦言を呈されるなど、在籍していた当時から評判は最悪だった。
ピッチ内外で期待を大きく裏切ったバロテッリは1年目で構想外となり、翌シーズンにはミランへ期限付き移籍で放出された。ミランでも結果を出すことができず、買い手がつかなかったことから2016年夏にフリーでニースへと放出されている。