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チェルシー、年内最終戦はドロー決着。吉田は右SBで奮闘も途中交代

text by 編集部 photo by Getty Images

チェルシーMR
右サイドバックとして奮闘した吉田麻也【写真:Getty Images】

 プレミアリーグ第19節、サウサンプトン対チェルシーの一戦が28日に行われ、4位と1位の上位対決は1-1のドローに終わった。

 前節から中1日でのゲームとなったが、サウサンプトンはスタメンを5人入れ替えて臨む。アジアカップを控える吉田は、前節クラインが負傷したため右SBで3試合連続となる先発出場を果たした。

 対するチェルシーは前節とは3人の入れ替えにとどまり、大きく形を変えることなく上位対決を戦う。

 試合が動いたのは17分、ディフェンスラインの裏に抜け出したマネがGKクルトゥワの肩越しに見事なループシュートを決めてサウサンプトンが先制に成功する。

 マネは2試合連続、さらに前節と同じ試合開始から17分でのゴールとなった。

 ボールを支配しながらもゴールが遠いチェルシーは前半終了間際、絶好調のアザールが個人技で試合を振り出しに戻す。

 ドリブルで左サイドからエリア内に侵入すると、対峙する吉田を難なくかわし、カバーに入ったアルデルワイレルドも一瞬で置き去りにして完璧な形でシュート。フォースターの伸ばした手も届かず、ボールはゴール右隅に吸い込まれた。

 前半をいい形で終えたチェルシーは後半開始からウィリアンを投入して攻勢を強めるが、いつもほど攻撃にキレがなく、ゴールをこじ開けることができない。

 失点につながるミスもあった吉田は62分にガルドスと交代でピッチを退いた。

 チェルシーは74分にミケルを下げてドログバを投入。中盤を1枚削ってさらに前に出る姿勢を明確にする。

 2トップに変更してから流れがよくなったチェルシーは、エリア内のドログバやD・コスタに効果的なボールを送りつづけ、いつ得点が生まれてもおかしくないような状態に。

 すると終盤、サウサンプトンにさらなる危機が訪れる。88分、この日2枚目のイエローカードを受けたシュネデルランが退場となり、中盤の要を失ってしまった。

 しかし、後半は最後まで集中を切らさず相手の攻撃を跳ね返し続けたサウサンプトンは、首位チェルシー相手になんとか勝ち点1をもぎ取った。

 この試合で両チームともに年内の試合は全て消化した。吉田はこのあと日本代表としてアジアカップを戦うため、1ヶ月ほど戦線離脱となる。

 首位相手に勝ち点1を死守したサウサンプトンは1月1日の後半戦初戦でアーセナルと、10人相手に勝ち点3を逃したチェルシーは同日にトッテナムとそれぞれ対戦する。

【了】

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