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明治安田J1リーグ第25節延期分、浦和レッズ対柏レイソルが23日に行われ、1-0で浦和が勝利した。4連敗中でJ2降格も視界に入る浦和にとって、内容云々より勝ち点3だけを追い求める試合だったがが、残る5試合で残留を確実なものにするために、改善の余地は残されている。(取材・文:加藤健一)
「内容より結果」だった試合でグスタフソンが見せたもの
勝利がすべてとは、この試合のことを言うのだろう。4連敗を喫し、気づけば降格圏がすぐ下まで近づいていた。東京ヴェルディに敗れた前節の試合後には原口元気と西川周作がサポーターと話し合いの場を持っている。そして迎えた埼玉スタジアムでの一戦は、誰もが勝利を欲していた。
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ただ、それは浦和のすぐ下の17位に沈む柏レイソルも同じ。「柏も同じような状況。アタッキングでエンタテイメント性のあるゲームというより、堅い試合だった」とサミュエル・グスタフソンは振り返った。お互いに「内容より結果」が合言葉のような試合で際立ったのが、このゲームメイカーの存在だった。
[4-4-2]の柏は、浦和のセンターバック2人に2トップが規制をかけ、中盤と最終ラインを同数でマッチアップさせた。浦和の最終ラインがなかなかボールを前に運べないと見るや、グスタフソンはするすると最終ラインに降りていく。
センターバックとグスタフソンが並んで3バックを形成することで、浦和は最終ラインから縦パスをつけるスペースを得た。そこから渡邉凌磨や大久保智明へ縦パスを送るシーンが何度もあり、またはボランチの安居海渡が前を向いてボールを運ぶ場面も見られた。背番号11が優位性を作り出して攻撃の潤滑油となっていた。
これには柏も苦しんでいた。古賀太陽はこのように振り返る。