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「故意に、意識的に収入を偽る」バルセロナが裁判に敗訴で罰金処分に。UEFAもクラブの悪質な行為と批判

text by 編集部 photo by Getty Images

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バルセロナのジョアン・ラポルタ会長

【写真:Getty Images】

バルサの経済的な苦境は続く

 財政難に苦しんでいるバルセロナだが、さらにクラブにとって厳しい判決が下される結果となってしまった。英メディア『insidethegames』は現地時間20日に、バルセロナが現在争っている裁判に敗訴したこと、罰金処分を受けてしまったことについて報じている。

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 バルセロナは、欧州サッカー連盟(UEFA)から科された約50万ユーロ(約8000万円)の罰金処分に対して異議を唱えスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴していた。この裁判について、CASはバルセロナの控訴を棄却したことを発表している。

 同メディアは、「この訴訟は、今後25年間において、バルセロナが放映権の一部を売却する契約の経緯について争っている」と訴訟の内容について簡単に紹介した上で、「UEFAはこのバルサの売却について『明らかに不正確なものであり、ヨーロッパのサッカークラブの間の責任ある支出を促進するための規則に違反している』と判断した」と言及。

 さらに、「バルセロナは、ラ・リーガからの放映権収入の25%を売却することによって、22年に総額約6億6700万ユーロ(約1080億円)相当の契約を結んでいる。UEFAは、バルセロナが財務諸表にこれらの取引の1つを故意に間違った報告をして、損益分岐点を水増ししていた」と、UEFAのバルセロナに対する主張を紹介していた。

UEFAは、「故意に、意識的に虚偽の情報を提供した。クラブの行為は明確に非難される必要がある」とバルセロナの当該行為が悪質であると批判している。

 CASはUEFAの罰金処分にバルセロナが不服を示したことについて、「罰金が少額ではバルセロナのような大手クラブが意図的に収入を偽って、大きな影響を与えるのを防ぐのに十分な抑止力にはならない可能性が高い」と述べた上で、UEFAの制裁を支持したという。

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【了】

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