両立を誓うハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEO【写真:Getty Images】
ボルシア・ドルトムントのハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOは、27日のドイツ紙『ビルド』で国内リーグとチャンピオンズリーグ(CL)の両方に全力を注ぐことを明かしている。
ベスト16に進出したCLとは裏腹に、ブンデスリーガでは17位の自動降格圏内で折り返したドルトムント。後半戦はCLを諦めて、まずは残留に力を注いだ方がいいのでは?という意見に対して「CLを諦めて、ブンデスリーガだけに集中することは簡単だ。しかし、それは対戦相手にとってフェアではない」と、反論した。
今季のドルトムントはリーグ前半戦4勝しか出来ていない。しかし、CLでは4勝1分1敗の首位で、グループステージを突破。加えて4連勝で早々に突破を決めている。快勝したCL後のリーグ戦では、常に勢いを維持することが期待されていたものの、結果はたったの1勝。リーグ戦にその勢いを持ち込めないどころか、過密日程による疲労で内容も伴なっていない。
それでもヴァツケCEOは「昨季バイエルン・ミュンヘンの次に良い成績を残したのはどこか?我々ドルトムントだ」と話し、「我々にはドイツサッカーを背負っている責任がある。さらにイタリアのベストチームに対して礼儀を欠くことはできない」と、国際大会で手を抜くなどできるわけがないと明かした。
さらに「CLはファンにとっても重要なものだ」と、相手だけでなくサポーターに対しても大切なことだと認識。そして「そのような考えは全くない」と、ブンデスリーガだけに集中するつもりはないという。
もちろん、ブンデスリーガに限っては危機的な状況に変わりはなく、ミヒャエル・ツォルクSD(スポーツディレクター)とともに「明確な目標はもちろんブンデスリーガだ」と、話している。
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