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明治安田J1リーグ第4節が18日に各地で行われ、川崎フロンターレはガンバ大阪とホームで対戦し、1-1の引き分けで試合を終えた。今季無冠が確定したチームにおいて、DFリーダーの佐々木旭が新たな決意を表明。ドローで終わった一戦のあと、今季限りでの退任が決まった鬼木達監督への思いを明かした。(取材・文:藤江直人)
「退任が決まったときに、オニさんは…」
【写真:Getty Images】
気がつけば欠かせない存在になっている。川崎フロンターレの最終ラインの“どこか”で先発して、もはや当たり前の光景が生まれている。流通経済大から加入して3シーズン目。24歳の佐々木旭は、今シーズン限りでの退任が発表された鬼木達監督へ、感謝の思いをより強く抱きながらピッチに立っている。
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右センターバック(CB)で先発フル出場した、18日のガンバ大阪との第34節。開始7分に先制され、81分のFW小林悠のゴールで追いつき、そのまま1-1で引き分けた直後。ホームのUvanceとどろきスタジアム内の取材エリアで、佐々木は16日に退任を発表した指揮官への思いを口にした。
「いや、もう普通に寂しいです。もっと一緒にサッカーがやりたかったので」
右サイドバック(SB)で先発した湘南ベルマーレとの開幕戦をかわきりに、佐々木は累積警告で出場停止だった第17節の名古屋グランパスを除いて、ガンバ戦まで32試合でピッチに立ってきた。
プレー時間の合計2623分は、キャプテンのMF脇坂泰斗の2664分に次ぐ2位。ルーキーイヤーの2022シーズンの21試合、1551分から15試合、わずか586分だった昨シーズンをへて飛躍的に数字を伸ばしている要因を、佐々木は「オニさん(鬼木監督)に育ててもらった、という思いがすごくある」とこう続ける。
「退任が決まったときに、オニさんは『申し訳なかった』と僕たちに言いました。でも、ピッチに立つのはあくまでも僕たち選手ですし、それは自分たちの責任でもあると思うので」