「俺、このまま何にもなれずに終わるのかな…」
最少の線で世界を切り拓く気鋭の漫画家・大橋裕之、渾身の自伝マンガ!
「1998年4月、高校を卒業した僕は、プロボクサーになると言って実家を飛び出し、この街にやってきた。
本当は…漫画家になりたいのに…。俺は一体、何をやってるんだろう…」
漫画家になりたいという夢を抱いて迷走した、19歳の夏。
まわりのみんなが自分より偉く見えた、あの日。
間違っているのは自分? それとも…。
ねじれた生活のなかで悶々としながら出した答えとは…。
迷いながら日々を生きる、すべての人に捧ぐ!
甘酸っぱくて切ない、永遠の青春迷走漫画、ここに完成――。
【著者】大橋裕之
漫画家。昭和55年生まれ。愛知県蒲郡市出身。2005年、『謎漫画作品集』『週刊オオハシ』などの自費出版漫画で本格的な活動を開始。現在、『月刊モーニングtwo』(講談社)、『TV Bros.』(東京ニュース通信社)、『EYESCREAM』(音楽と人)、『CDジャーナル』(音楽出版社)、『FINE BOYS』(日之出出版)、『フットボールサミット』(カンゼン)などで連載中。単行本『シティライツ』全3巻(講談社)、『音楽と漫画』(太田出版)、『夏の手』(幻冬舎)、DVD『エアーズロック』発売中。『音楽』(『音楽と漫画』に収録)のアニメ映画化が決定している。