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事故渋滞遭遇のオーストラリア代表、動揺せず言い訳せず

　サッカー日本代表は15日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選（3次予選）でオーストラリア代表と対戦し、1－1の引き分けに終わった。オーストラリア代表は試合前にトラブルに巻き込まれたが、それを力に変えて戦ったとオーストラリア代表MFジャクソン・アーバインが語っている。オーストラリア紙『ABC』が報じた。

　6大会連続7度目のワールドカップ出場を目指すオーストラリア代表は、初戦のバーレーン戦で0-1の敗戦を喫し、苦しいスタートを切った。それでも第2節のインドネシア戦は0-0で引き分け、第3節の中国戦は3-1の勝利をおさめて2位浮上。第4節の相手は2009年以降15年連続で未勝利の日本代表であり、アジア最終予選は合計14得点無失点で3連勝を飾っている強豪だった。そのため十分な準備が必要だったが、思わぬアクシデントに巻き込まれることになる。

　同紙によると、オーストラリア代表のチームバスは本来であれば90分以内に埼玉スタジアム2002に到着する予定だったが、高速道路の事故渋滞に巻き込まれたことで2時間15分もかかってしまったという。しかし、計画が崩れたにもかかわらず、オーストラリア代表の選手たちは動揺しなかったようだ。オーストラリア代表DFハリー・サウターは「僕たちはとてもリラックスしていた。バスの中では音楽が流れていた。僕たちはみんな集中していたので、何があっても動揺したり言い訳したりすることは無かった」と語っている。

　また、アーバインは「結局、ただ笑ってしまうだけだよ。フットボールというのは、状況が自分の手に負えない状況になると、何ができるのか？としか考えられなくなる面白いものだ。それに対処するしかない。それが現実。僕たちには何もできないからね。このチームで過ごしてきた僕の経験では、物事が計画通りに進まない時こそ、僕たちが最も力を発揮する時だ。即興ではなく、困難な状況に対処しなければならない時であることが多い。チームスタッフ、選手、医療スタッフ、全員に感謝の意を表したい。本当に厳しい状況の中で、彼らが団結して僕たちに可能な限りの準備を整えてくれた。まさにトップクラスのプロフェッショナルだ」と述べた。

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