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なぜ攻撃が機能しなかったのか? サッカー日本代表の問題はアジア杯から変わらず「したいサッカーをできなかった」【コラム】

シリーズ:コラム text by 加藤健一 photo by Shinya Tanaka

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 サッカー日本代表は15日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選でオーストラリア代表と対戦し、1-1で引き分けた。日本代表は[5-4-1]で守る相手に苦戦し、最終予選4試合目にして初めて白星を逃すこととなった。最終予選3試合で14得点を挙げていた日本代表の攻撃は、なぜ沈黙したのだろうか。(取材・文:加藤健一)

悪くない結果と悪すぎた内容

サッカー日本代表
【写真:田中伸弥】

 得点者の欄には、オウンゴールとだけ表示されていた。1得点に終わったのは3月の2次予選・北朝鮮代表戦以来で、今年14試合で2度目のことだった。AFCアジアカップ後から継続していた連続無失点もオウンゴールにより7試合でストップしている。

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 最終予選4試合を3勝1分という結果だけを見れば、過去の大会と比較しても上出来だろう。選手たちはこの引き分けを決してネガティブに捉えているわけではないが、内容自体には総じて満足していない様子だった。

「久しぶりの失点になって、もう少しバタバタするかなと思ってましたけど、しっかりと落ち着いて同点に追いついたっていうことは評価できる」(町田浩樹)

「複数失点やらせないところでそれが結果的につながって勝ち点を拾えたというところが次につながる。(中略)負けなかったことが今日は非常に大きい」(鈴木彩艶)

 失点後に崩れず、得点を奪って引き分けに持ち込んだことはポジティブだが、試合を通じて効果的に相手を崩すことができなかったことがこの日の課題として挙げられるだろう。

 オーストラリア代表は最終ラインに5枚の大男を並べながらも、[5-4-1]の3ラインをコンパクトに、最終ラインも高く保っていた。日本代表の3バックがボールを持った際は、FWと両シャドーが間合いを詰めながら、中盤で回収しようという目論見だろう。この形に苦しんでいたことを守田は認めている。

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