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鈴木彩艶が「代表でもトライしていきたい」ものとは? サッカー日本代表に新戦術の提言?「有効になると思っている」【コラム】

シリーズ:コラム text by 藤江直人 photo by Getty Images

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サッカー日本代表は15日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選の4戦目を埼玉スタジアム2002で迎える。浦和レッズ時代は何度もこのピッチに足を踏み入れた鈴木彩艶だが、日本代表として凱旋するのは2度目。最終予選は無失点が続いているものの、強敵オーストラリア代表に対しても全く油断は見せていない。(取材・文:藤江直人)

「本当に懐かしいスタジアム」

鈴木彩艶
【写真:Getty Images】

 浦和レッズ時代に慣れ親しんだ埼玉スタジアム2002に、森保ジャパンの一員として凱旋するのは2度目。中国代表から大量7ゴールを奪い、守っては自らが零封した9月5日のFIFAワールドカップ26アジア最終予選初戦の記憶はまだ色濃く残っている。それでも、22歳の若き守護神は心地よい緊張感を覚えている。

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「本当に懐かしいスタジアムなので、よりいっそう身が引き締まる思いで今日も練習しました」

 オーストラリア代表とのアジア最終予選第4戦を翌日に控えた14日。ここまで3試合続けて日本代表のゴールマウスを託され、中国をかわきりにバーレーン代表、そして難敵サウジアラビア代表とすべて無失点に封じているGK鈴木彩艶が、本番会場での公式練習後に表情を引き締めた。

 初戦から無傷の3連勝をマークしているだけでなく、10人の選手が計14ゴールをあげている日本に対して、オーストラリアは初戦でバーレーンに敗れ、第2戦ではインドネシア代表とスコアレスドロー。指揮官をトニー・ポポヴィッチ監督に代えて臨んだ第3戦で、中国に3−1と何とか逆転勝利をおさめた。

 現地時点でグループCは勝ち点9で日本がトップに立ち、勝ち点4で3カ国が続くなかで得失点差でオーストラリアが2位で追走する。両国の通算対戦成績は日本の11勝9分け6敗だが、最後に喫した黒星は2009年6月までさかのぼる。以降は日本が6勝3分け、直近では3連勝と無敗を続けている。

 それでも日本に油断や慢心の類は存在しない。前日の公式会見に臨んだMF守田英正が言う。

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