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サッカー日本代表、強さの秘密はJリーグにあり?
FIFAワールドカップ(W杯)26アジア最終予選(3次予選)グループC第4節、日本代表対オーストラリア代表の試合が15日に埼玉スタジアム2002で行われる。それに先駆け、オーストラリア紙『ジ・エイジ』が日本代表を分析し、大躍進を遂げている理由について解説した。
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現在、日本代表はFIFAランキングでアジア最上位の16位をキープしており、25位のオーストラリア代表を大きく突き放している。今でこそ差は大きくなっているが、2011年頃まではオーストラリア代表がアジアトップだった。2006年のワールドカップでは、初戦のオーストラリア戦で先制しながらも、終盤にゴールを決められて1-3の逆転負けを喫したことがある。日本代表は最終的にグループ最下位、オーストラリア代表は2位に終わり、この初戦が運命を左右する結果となった。
当時を振り返り、同紙は「あれは間違いなくオーストラリアがサッカー界に目覚めた絶頂の瞬間だった。オーストラリアが完全にサッカーにのめり込み、サッカーが他の競技を飲み込み、サッカルーズもそれに合わせて台頭してくるという仮説に基づき、この国がその先頭を走るという見方が広まっていた。それ以来、好機はあったが、そのようなことは起きていない」と伝え、2009年頃までがオーストラリアのサッカー界にとって絶頂期だったとの見解を示している。
しかし、予想とは裏腹にオーストラリア代表は低迷。一方で台頭したのは日本代表だった。同紙は「日本のサッカーは、止めようのない勢いでサッカー界の頂点へと向かっており、ゆっくりと着実に上昇しているのは、人口動態、経済、そして純粋な熱意の勝利なのだ。Jリーグは、フィールド内外で活況を呈している。資金力のあるクラブは定期的に大陸のタイトルを競い合い、質の高い選手を世界の他の地域に送り出す割合がますます増加している。女子チームはすでにワールドカップで1回優勝しており、男子チームは国際サッカー界で最も好調なチームであると言っても過言ではない。ワールドカップのヨーロッパと南米の二大国による独占を破るには、どのフロンティアの国よりも有利な位置にいるように見える」とし、日本代表の躍進ぶりに仰天した。
特に日本のJリーグのシステムに注目しており「日本は予定より早いペースで成長している。日本には3つの階層に60のプロクラブがあり、昇格と降格でつながっている。その下には、完全に連携した活気ある高校と大学のシステムが支えており、これにより驚異的な戦力層が生まれている」と報じた。オーストラリアのAリーグと比較し「この全ての背後には明白で不変の要因がいくつかある。例えば、日本の人口は約1億2500万人。これはオーストラリア(約2600万人)の5倍で、人口が多いだけではなく潜在的なファン、スポンサー、クラブの数も多く、あらゆる面で優れていることを意味する。さらに、オーストラリアの国土は日本の20倍以上ある。我々と比べて、日本は移動がはるかに簡単(そして安価)だ。重要なのはオーストラリアのサッカー界にとって、この大陸は広大すぎる。日本の優秀な若手選手たちが定期的な試合で互いに競い合うことの方が、はるかに容易だということだ」と述べ、移動が容易であることもJリーグを成長させた要因の一つだと捉えている。
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