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ベルギー代表の完璧にデザインされたゴール

　UEFAネーションズリーグ・リーグAグループ2第3節、イタリア代表対ベルギー代表が11日に行われた。試合は、イタリア代表に退場者が出るも、2-2のドローで終わっている。この試合では、ベルギー代表がビハインドの状況下で完璧にデザインされたFKから圧巻のゴールを決めた。

　試合開始1分、アンドレア・カンビアーゾのゴールでイタリアがいきなり先制に成功。続く24分にマテオ・レテギが追加点を奪い、イタリアが2点を先行する。しかし、40分にロレンツォ・ペッレグリーニが後ろからの危険なタックルで一発退場となる。すると、このプレーで得たFKからスーパーゴールが決まる。

　42分、ペナルティエリア手前のやや右寄りの位置のFKから、マキシム・デ・クーパーがボールを跨いでゆっくりと歩き出す。そして、ユーリ・ティーレマンスがショートパスを送る。これをペナルティアークで受けたレアンドロ・トロサールがダイレクトで落とすと、デ・クーパーがダイレクトでシュート。強烈なボールがゴールに突き刺さった。

　完璧にデザインされた圧巻のFKだった。何度も練習された形なのだろう。デ・クーパーがゆっくりと歩き出すと、トロサールはボールを受けに来る。その瞬間に落としが来ると分かっていたかのようにデ・クーパーも反応して、すぐさまシュート。これだけデザインされ、強烈なシュートを撃たれると、名手ジャンルイジ・ドンナルンマもお手上げだ。

　前半はイタリア代表の1点リードで折り返すも、61分にトロサールがゴールを決めて同点。その後、スコアは動かず。2-2で終了している。