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【写真：田中伸弥】

左右に揺さぶる展開から鎌田大地がゴール

　サッカー日本代表は現地時間10日、FIFAワールドカップ26アジア3次予選グループC第3節でサウジアラビア代表と対戦した。日本は2-0でこの試合に勝利し、鎌田大地が先制点を挙げた。3-4-2-1の2シャドーの位置に入った鎌田は、見事な連係プレーから落ち着いてフィニッシュまで持ち込んだ。

　3バックで来ると予想されたサウジアラビアは、4-3-3で試合に臨んだ。その対応に苦しむ場面があった日本は、前半の多くで押し込まれる展開が続いた。ハーフタイムを迎えるまでに日本のシュートは4本、サウジアラビアは8本と、数字上からも劣勢だったことが窺える。

　この状況を打開したのが日本の15番。2シャドーのうちの1枚として起用された鎌田は、14分にネットを揺らした。相手ペナルティエリア手前から堂安律が左足でクロスを入れると、ファーサイドで待っていた三笘薫が中へ折り返す。そこから守田英正がヘディングで落とすと、最後は鎌田が右足で冷静に押し込んだ。

　このあとも81分に小川航基がコーナーキックからゴールを決め、難敵サウジアラビアをさらに突き放した。日本は3次予選3連勝でグループ首位をキープし、ここまで盤石の強さを見せている。