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高校まで無名も…。プロ入り後に化けた日本の怪物(6)よくぞそこまで…。黄金期・ジュビロ磐田の象徴的存在

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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当然ながらプロの世界は厳しい。若くして「天才」と称された選手でも、プロの道で順調な歩みを見せるとは限らない。ただ一方で、まったく無名だった選手がプロの世界で大きく羽を広げる例も少なくない。今回は、高校まで無名も、プロ入り後に化けた日本人選手をピックアップして紹介する。

MF:福西崇史

福西崇史
【写真:Getty Images】

生年月日:1976年9月1日

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 日本代表にはプロになる前から「逸材」として注目を浴び、年代別日本代表に招集されてきた選手たちが少なくない。彼らをエリートとするならば、元日本代表MF福西崇史は(全国的には)無名に近い存在からのスタートだった。

 愛媛県で生まれた福西は、1992年にフォワードの選手として新居浜工業高等学校に進学。年代別日本代表への招集歴は無く、3年時に出場した全国高等学校総合体育大会(インターハイ)でも大きなインパクトを残せていなかった。

 しかし、プロ入り後に福西はサッカー選手として覚醒を遂げる。1995年にジュビロ磐田に加入した。

 飛躍のきっかけとなったのが、当時チームを率いていたハンス・オフト監督によるコンバートである。それまで前線でプレーしていた福西は、ボランチの位置で起用されるようになった。

 このコンバートは大成功をおさめ、福西は中盤で視野の広さと卓越したスキルを発揮するようになる。当時、黄金時代を築いていた磐田の主軸にまで成長した。

 1999年に日本代表デビューを果たすと、福西は誰もが知るスター選手となる。最終的に2度のワールドカップ(W杯)を含む国際Aマッチ64試合に出場した。コンバート成功がキャリアを大きく変えたサッカー選手の代表例である。

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【了】

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