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デ・ブライネの来夏サウジ行きに現実味?
マンチェスター・シティに所属するMFケビン・デ・ブライネの獲得を目指す中東クラブの熱意は本物のようだ。容易に断ることのできない金額のオファーが報じられているなか、過去9シーズンに渡り、マンチェスターを沸かせ続けたベルギー代表は、34歳になって迎える2025年夏の移籍市場で、どのような決断を下すのだろうか。イギリスメディア『TEAMTALK』が現地時間8日に伝えた。
2015年に加入してから公式戦388試合に出場し、103ゴールと171アシストを記録しているデ・ブライネは、現時点での実績からいっても、すでにシティのレジェンドと呼べる存在だ。しかし、『TEAMTALK』が確認した情報によると、2025年6月30日で切れるデ・ブライネについて、「サウジアラビアのアル・ナスルが、契約に自信を持っているようだ」と、今シーズン限りでクラブを退団し、サウジアラビアへと移籍する可能性が高いと報じている。
退団の可能性が高まる理由の一つは、「情報筋によれば、シティの理事会は、デ・ブライネの年齢と最近の負傷の多さを懸念して、契約延長をためらっている」と伝えられるように、クラブの意向が大きく影響している。給与は現在、週給40万ポンド(約7600万円)ともいわれる超高額なものであり、稼働率が低くなった選手に対して支払えるものではない。そのため同メディアは、「一部の関係者は、この高給取りMFを退団させ、クラブの新時代を担う、才能あふれる選手を獲得したいと考えている」と、世代交代を進める方針を伝えている。
もう一つの理由は、中東クラブの本気度にある。獲得が噂されているのは、ポルトガル代表の生ける伝説、FWクリスティアーノ・ロナウドが所属しているアル・ナスル。そのロナウドの説得を受けたクラブは、なんと週給100万ポンド(約2億円)という目もくらむようなオファーを用意している模様。デ・ブライネからしてみれば、体の衰えが進むキャリアの晩年、シティに残留すれば減給、移籍すれば倍額以上の昇給となる見込みだが、果たしてスーパースターの決断やいかに。引き続き、稀代の司令塔の去就から目が離せない。
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