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【写真：Getty Images】

メンフィス・デパイがコリンチャンス退団？

　カンピオナート・ブラジレイロ・セリエAのコリンチャンスに今夏に加入したばかりのオランダ代表FWメンフィス・デバイが、早くもクラブを退団する可能性が浮上しているようだ。オランダメディア『Voetbal Primeur』が、現地時間8日に報じている。

　30歳のメンフィス・デパイは、23/24シーズン限りでアトレティコ・マドリードを退団。同じマドリードに拠点を置く、ラージョ・バジェカーノへの加入も噂されていたが、最終的にはブラジル行きを決断した。ブラジルメディア『globo』によれば、財政的に厳しい状況にあるコリンチャンスは、スポンサーであるスポーツベッティング会社『Esportes da Sorte』から受け取る5700万レアル（約14億5000万円）の補強資金を活用し、2年半で総額7000万レアル（約17億7000万円）以上とされるデパイの年俸を支払う計画で獲得したという。

　そうした背景がある中、同メディアは「ブラジル紙『ファイナンス・オブ・スポーツ』のパウロ・ビニシウス・コエーリョ記者によれば、オランダ代表ストライカーの給与がクラブにとって支払えなくなる可能性がある」と記した上で「（メンフィス・デバイの）給与の大部分は、倒産寸前と言われているスポンサーの『Esportes da Sorte』から支払われている」と明かした。

　続けて「ブラジル政府は現在、同社が賭博を行うことを禁止すると宣言した。違法行為の疑いで捜査を受けているため、営業を行うことができない。メンフィスが受け取っている高額な給与を考えると、スポンサーからの支援が無ければ、コリンチャンスがメンフィスに支払いを続けることは、事実上不可能だ」とコリンチャンスが新たなスポンサー企業と契約しない限り、デパイの年俸は負担できないと指摘した。すでに公式戦4試合に出場し、2アシストを記録しているデパイだが、このまま状況が改善されなければ、ブラジルの地を離れる見込みがあるようだ。