得点を決めたイグアイン【写真:Getty Images】
イタリアスーパーカップがカタールのドーハで行われ、昨シーズンのリーグ王者ユベントスとコッパ・イタリア王者のナポリが激突した。
3分、ナポリはCKからニアサイドでハムシクが頭で合わせるも枠を外れる。
5分、ユベントスが先制する。相手が自陣でボール処理を誤るとこれをテベスが拾って持ち込み、冷静にGKとの一対一を制した。
12分はナポリ。右サイドからボールを繋ぐと中央での落としをハムシクが狙った。16分にもハムシクが左足でシュートを放つもポストに嫌われる。
ユベントスは司令塔のピルロがゲームをコントロールし、精度の高いキックでチャンスを作る。そして、前線のテベスとジョレンテも確実にボールを収めて起点となる。23分にはPA手前からテベスが鋭いシュートを放つもGKが好セーブを見せた。
追いつきたいナポリは35分、イグアインが個人技で相手を翻弄し右足を振り抜くもクロスバーを越える。
54分、中盤でボールを奪うとハムシクのスルーパスにカジェホンが抜け出すも、このビッグチャンスを決められない。
後半に入ってナポリに押し込まれていたユベントスは66分、ピルロに代えてペレイラを投入する。
68分、ついにナポリが同点に追いつく。左サイドを突破したデ・グズマンが精度の高いクロスを送ると、イグアインがフリーでヘディングシュートを決めた。前半にいくつかあったチャンスを決められなかったイグアインだが、ここでは確実にネットを揺らした。
1-1のまま後半が終わり、試合は延長戦に突入した。
98分、テベスのパスを受けたジョレンテが左足で狙うも枠を捉えられない。それでも106分、セリエA王者が試合を動かす。ポグバが狭い局面を打開しテベスへパス。これを受けた背番号10はワンフェイクでマークを外すと右足でゴールへ流し込んだ。
しかし118分、粘るナポリは右サイドからのクロスのこぼれをイグアインが押し込み、再び同点とする。
120分では決着が付かずPK戦に突入した。共に一人目が失敗するもその後はしっかり決める。ブッフォンのPKストップがあったがユベントスのキッカーも決められない。迎えた9人目、最後はナポリの守護神・ラファエルが止めて勝負あり。
PK戦の末ナポリが勝利し、スーパーカップ優勝を果たした。
【了】