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【写真：Getty Images】

シャビ元監督を会長が皮肉る？

　バルセロナのジョアン・ラポルタ会長が、元監督であるシャビ・エルナンデス前監督を皮肉るようなコメントを残していた。スペインメディア『MUNDODEPORTIVO』は現地時間3日に、ラポルタ会長がシャビ元監督と現在チームを率いているハンジ・フリック監督を比較した発言について報じている。

　今季のバルセロナは、リーグ戦8試合を消化した段階で7勝1敗の勝点21で堂々首位に立っている。宿敵レアル・マドリードに対しては勝点3差をつけており、今季からチームを率いているフリック監督のもとで好調を維持している状況だ。

　バルセロナのラポルタ会長はフリック監督について、「私たちは良いスタートを切った。監督はとても素晴らしいことを成し遂げている」と前置きした上で、「言い訳をしない。彼は言い訳を探したりしないんだ。選手の負傷は多いが、私たちはうまく乗り越えている。現在の段階では重要な選手たちも復帰し始めた」と、ドイツ人指揮官とシャビ元監督を比較するような皮肉めいたコメントを残している。

　また、「ハンジはバルサの選手たちが最高であることを知っている」と言葉を続け、「私たちが契約したトップレベルの選手たちと多くのユースの選手たちとプレーしてきており、チームの扱い方を理解している。バルサに対して情熱を持っていることから我々は非常に満足している」と、同監督を絶賛していた。

　ラポルタ会長は、4月下旬に昨年限りで退任するはずだったシャビ監督を慰留したにもかかわらず、その後再び解任という決断を下していた。シャビ元監督は「ファンは今のバルサが昔と違うことを理解しなくてはならない。現在は選手が欲しいと主張することができないんだ」と言ったコメントを残しており、こういった発言がラポルタ会長にとっては言い訳であり、続投から一転し解任になったとみられている。