移籍はあるのか? FWミロスラフ・クローゼ【写真:Getty Images】
バイエルン・ミュンヘンの元監督ユップ・ハインケス氏が、ボルシア・ドルトムントにラツィオのFWミロスラフ・クローゼ獲得を勧めている。21日、ドイツのテレビ番組『スカイ90』で語った。
ドイツクラブ史上初の3冠を達成したハインケス氏は、同番組内で危機的状況に陥っているドルトムントの救世主としてクローゼの名を挙げている。また、来夏に移籍の噂されているMFマルコ・ロイスが抜けた場合の攻撃力低下を補う存在としても最適と考えているようだ。
同氏は「クローゼは偉大な選手だ。人間としても素晴らしい」と語り「以前のようなパフォーマンスは無い。それでも、ドルトムントの助けになるだろう」と、元ドイツ代表FWの獲得を勧めている。
ブラジルW杯で歴代最多得点者となったクローゼは、現在所属するラツィオでの出場機会に不満を抱き、移籍を示唆していた。しかし、最近になりラツィオのイグリ・ターレSD(スポーツディレクター)が「冬の移籍はない」と、否定。獲得は困難と予想される。
それでも2015年で契約の満了するストライカーは、いまだ世界トップクラスでありFWロベルト・レバンドフスキの穴が埋まらないドルトムントにとっては、救世主になるとハインケス氏は考えているようだ。
17位で折り返したドルトムントにとって、すぐに窮地を脱する存在が必要不可欠。精神的にも支えとなるベテランは、うってつけの存在であることは間違いない。
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