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世界的な名門クラブであるリバプールの下部組織は、クラブのレジェンドであるスティーブン・ジェラードをはじめ、多くの名選手を輩出してきた。しかしその一方で、数多くのアカデミー出身者が退団の道を歩んでいる。今夏も多くのプレーヤーがクラブを離れる決断をしたが、本稿ではリバプールを去ってから日の目を見た選手を6名紹介する。※移籍時期や移籍金などはデータサイト『Transfermarkt』を参照
GK:グラーチ・ペーテル(ハンガリー代表)
【写真:Getty Images】
生年月日: 1990年5月6日
所属クラブ:RBライプツィヒ
在籍期間:2007年8月~2013年7月
RBライプツィヒで10シーズンにわたってゴールを守り続ける守護神グラーチ・ペーテルも、リバプールのユースチームに所属した経歴がある。彼が17歳だった2007年、リバプールはハンガリーのMTKブダペストから買い取りオプション付きの期限付き移籍で同選手を獲得した。
UEFAヨーロッパリーグ(EL)をはじめ、ベンチ入りすることは多々あったが、公式戦でピッチに立つことがないままグラーチはクラブを去っている。
英2部リーグを戦っていたハル・シティをはじめ、様々なクラブへの期限付き移籍で経験を積んだあと、同選手は2013年6月にRBザルツブルクと完全移籍で契約をかわした。
ザルツブルクではオーストリア・ブンデスリーガ通算65試合に出場し、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)やELなどでもピッチに立った。この活躍により、グラーチは当時ドイツ2部リーグで戦っていたRBライプツィヒに300万ユーロ(4.8億円)で加入した。
移籍当初こそ出番は限られていたものの、ブンデスリーガに昇格した2016/17シーズン以降は正守護神としてゴール前に仁王立ち。2022/23、2023/24シーズンは右ひざの負傷の影響もあってファーストチョイスの座を譲ったが、今季はここまでリーグ戦全5試合にフル出場している。
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