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「退団したいはずがない」スビメンディのマンC移籍報道を現地紙が批判。メガクラブの誘いを断る「通常理解しがたい」論理とは?

text by 編集部 photo by Getty Images

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レアル・ソシエダに所属するMFマルティン・スビメンディ

【写真:Getty Images】

スビメンディの1月退団は「根拠がない」

 レアル・ソシエダに所属するMFマルティン・スビメンディは、今冬にマンチェスター・シティに移籍するのではないかという報道が飛び交っている。今夏にはリバプールとの交渉が報じられた通り、ビッグクラブからの熱い視線が向けられている選手だが、スペインメディア『AS』が現地時間9月30日に報じたところによれば、移籍実現の可能性は限りなく低い模様だ。

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 今夏の移籍市場で、日本代表MF遠藤航が所属するリバプールへの移籍間近と報じられ、結局は破談に終わったスビメンディ。所属先のソシエダが、主力大量流出に伴う弱体化の危機にある中、プレミアリーグのメガクラブの誘いを断るという彼の決断は、多くの人々にとって理解しがたいものであり、特にイングランド方面から、激しい批判が飛んできた。そして今回、シティの大黒柱であるMFロドリがシーズン絶望の怪我を負った際にも、当然のようにスビメンディが後釜に推され、獲得の噂が報じられている。

 同メディアは、そうした報道について、「シティからのオファーに対するスビメンディの意向や、シーズン途中で主力の一人を失う危機に瀕したソシエダがとりうる態度については、全く触れられていない」と、メガクラブ側の希望的観測による一方的なものとして批判。そして、「スビメンディが夏にリバプールを断って残留したのであれば、シーズン半ばの1月に、愛するクラブを置き去りにして、退団したいと思うはずがない。彼が移籍を断ったのは、単にレアル・ソシエダを愛していたからだということを、彼らはわからなかったに違いない。今日のサッカー界にはまだ、ロマンと帰属意識というものに、明るい兆しが残っているのだ」と、スペイン側の目線から、移籍を否定した。

 もちろん、スビメンディにとって、今のところ愛する故郷を離れる理由が見つかっていないだけで、近い将来に何が起こるかは断定できない。しかし、『AS』が「彼がこうした移籍の噂の主役になるのはもはや普通のことだが、ほとんど根拠がない。少なくとも、現時点では」と締めくくった通り、やはり1月の移籍はなさそうだ。

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【了】

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