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パラシオ今季初ゴールでインテルがラツィオと引き分け。11位で前半戦を終える

text by 編集部 photo by Getty Images

パラシオ今季初ゴールでインテルがラツィオと引き分け。11位で前半戦を終える
今季初ゴールを決めたFWロドリコ・パラシオ【写真:Getty Images】

 セリエA第16節が現地時間21日に行なわれ、インテルはホームでラツィオと対戦した。

 インテルのロベルト・マンチーニ監督は長友佑都とドドを同時起用。長友を左サイドハーフに置いた。一方のラツィオはフィリプ・ジョルジェビッチではなくミロスラフ・クローゼをスタメンに起用する。

 両チームのスターティングメンバー以下。

インテル(4-4-2)
GK:サミール・ハンダノビッチ
DF:ダニーロ・ダンブロージオ、アンドレア・ラノッキア、フアン・ジェズス、ドド
MF:フレディ・グアリン、マテオ・コバチッチ、ズドラブコ・クズマノビッチ、長友佑都
FW:ロドリコ・パラシオ、マウロ・イカルディ

ラツィオ(4-3-3)
GK:フェデリコ・マルケッティ
DF:ドゥシャン・バスタ、ステファン・デフライ、ロリク・サナ、シュテファン・ラドゥ
MF:マルコ・パローロ、クリスティアン・レデスマ、セナド・ルリッチ
FW:フェリペ・アンデルソン、ミロスラフ・クローゼ、ステーファノ・マウリ

 試合開始早々の2分、ラツィオに先制点が生まれる。左サイドからラドゥがクロスを放つとアンデルソンがゴール前で素晴らしいトラップ。ラノッキアをかわして左足でネットに突き刺した。

 その後もラツィオは少ないタッチでインテルの裏を攻め立てる。これを受けてインテルは10分頃に長友とドドがポジションチェンジ。長友がサイドバック、ドドがサイドハーフへと切り替える。

 するとインテルがペースを掴む。11分、右サイドからグアリンが強烈なミドルシュートを放つ。これはマルケッティが防ぐ。

 それでも、前半終了間際に再びラツィオのアンデルソンが輝く。37分、シンプルなカウンターからボールを運ぶと、左サイドからカットイン。DF数人に囲まれながらもゴール左に決めた。

 リードを2点に広げられたマンチーニはハーフタイムを待たずしてチームに変更を加える。ドドに替えてガリー・メデルを投入し、布陣を4-4-2から4-3-1-2に変更する。

 後半も引き続きインテルがボールを持つ展開となるが、ラツィオのブロックを崩すことができない。一方のラツィオは56分にクローゼに替えてジョルジェビッチを投入する。

 58分、インテルにビッグチャンスが訪れるも決めきれない。コバチッチが左サイドに抜け出し、マイナスのクロスを放つ。これをイカルディがシュートを放つもDFに阻まれた。

 その後もインテルの攻勢が続く。60分にはクズマノビッチがミドルシュートを放つもマルケッティがファインセーブで防ぐ。62分には長友のクロスからパラシオがエリア内からシュートを放つも惜しくもゴール左にそれていく。

 66分、ついにインテルが反撃の狼煙をあげる。コーナーキックの競り合いから浮いたボールがバイタルエリアへ流れると、コバチッチが強烈なダイレクトボレー。マルケッティが反応するも防ぎきれず、インテルが1点を返す。

 流れをつけたいインテルは76分にグアリンに替えて17歳のフェデリコ・ボナッツォーリを投入する。

 すると、マンチーニ監督の采配が的中する。80分、メデルが得たFKをボナッツォーリが蹴ると、ダンブロージオが落として最後はパラシオ。今季初となる得点でインテルが土壇場で同点に追いつく。

 その後も攻め立てるインテルだが、マルケッティのファインセーブもあり試合は2-2で終了。勝点1を分け合う結果となった。

 この引き分けで両チーム順位は変わらず。ラツィオは3位、インテルは11位で前半戦を終えた。

【了】

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