起死回生の同点ゴールを決めたシュクルテル【写真:Getty Images】
イングランド・プレミアリーグ第17節が現地時間21日に行われ、リバプールがホームにアーセナルを迎えた。試合は2-2で引き分けに終わっている。
リバプールはこの試合でもラヒーム・スターリングを最前線で起用。3バックのシステムも引き続き採用し、ラザル・マルコビッチ、ジョーダン・ヘンダーソンを両ウイングバックに配置した。
ペースを握ったのはホームのリバプール。先発起用のマルコビッチを中心にチャンスを作り出す。
12分、左サイドでマルコビッチとのパス交換からアダム・ララーナがシュートまで持ち込む。コウチーニョ、スターリングなどテクニックとスピードを持ち合わせた攻撃陣が躍動する。
そして、前半終了間際の45分にリバプールが先制する。
高い位置でボールを奪ったヘンダーソンが中央のコウチーニョへラストパス。アーセナルDFの枚数は揃っていたが、コウチーニョは対面のマテュー・ドゥビュシーをかわすと思い切り良く右足を振り抜いた。シュートは左のポストに当たってゴールイン。
しかし、前半はそれだけで終わらない。2分後の47分、セットプレーからドゥビュシーがマルティン・シュクルテルに競り勝ちヘディングシュートを決めた。アーセナルがすぐさま追いつき、1-1の同点で後半戦へ。
65分、勝ち越しに成功したのはアーセナル。パスワークから左サイドを突破し、最後はサンティ・カソルラのクロスをジルーが左足で決めた。前半から変わらずボールを支配していただけに、リバプールにとっては手痛い失点となった。
その後、70分にジェラード、75分にルーカスと中盤の選手もゴールに迫るなど猛攻を仕掛けるリバプール。87分にもファビオ・ボリーニが決定的なヘディングを放つがヴォイチェフ・シュチェスニーのファインセーブに防がれてしまう。
後半にシュクルテルが頭部の治療を行った影響で9分という長いアディショナルタイムが取られたこの一戦。その間にボリーニが2枚目のイエローカードを受け退場処分で万事休すかと思われた。
しかし、最後にドラマが待っていた。97分、シュクルテルがCKから強烈なヘディングシュートを決めて同点に追いついた。
およそ100分間に及んだ試合はそのまま終了。土壇場で追いついたリバプールがなんとか勝ち点1を獲得した。
【了】